ヤマガブランクスの青物ロッドのカテゴリーでは唯一のライトクラスコンセプトとしてラインナップされる本竿。
公式サイトの製品紹介文の中で強調したいのは、ルアーウェイト Max 40 g のロッドでありながら 10 kg クラスと渡り合えるという点です。
残念ながら、私の使用期間において 10 kg の青物には出会えませんでしたが、必要に迫られて最大 6 kg クラスの魚を磯にぶち抜いた経験があります。
釈迦に説法ですが、負荷の最大値という観点では、10 kg の魚とのファイトと 6 kg クラスの魚を抜き上げるのでは、後者に軍配が上がると思います。
そういった経験から、公式サイトの文言が本当によく竿を表現していると思います。
BlueSniper 106H PS や 、BlueCurrent 85 tz/nano など、
青物用からライトロッドまで、ヤマガブランクスの竿を複数使用してきた私が、この竿の製品説明に一言付け加えるなら、ヤマガブランクスで最も張りのない竿と入れたいです。
これは何も悪い意味ではなく公式サイトの文言にもある通り、、、、
、、、と言う具合に本当に公式サイトの文言がよく竿を表現しています。。。
これではレビューにならないので、ネガティブな点になりますが、いくつか挙げたいと思います。
高いファイト・操作性能の実現の副作用として、ルアーの飛距離がでない
同クラスの竿と比較して、体感 75% の飛距離という印象です。思ったより飛ばないので、いわゆる後半の伸びない感覚になります。
しかしながら、この竿の曲げた後のパワーが測りしれないのは上述の通りです。ゴリラとか人間離れした負荷をキャスト時にかけることができれば、とんでもない飛距離が出せるかもしれません。
想像より二回り曲がり込む
初めてこの竿を握ったアングラーのほとんどが、想定よりも軽い力で曲がると感じ、さらに想像より深く曲がると感じると思います。この性質のため、慣れるまでは磯際のヒラゴの突っ込みに、何度も「あ、無理かも。」と思いました。一方で突っ込みをいなした後は、竿をフル活用したという達成感のようなものがあります。
感度が鈍いかもしれない
オートマチックに乗せられる性能の代償として、感度を失っているかもしれません。感じないものは認知できないので、確かなことは言えませんが、感度が悪いとか、そのせいで損しているとか思ったことはありません。むしろ、この竿はバレないという安心感しかありません。
以上、本当に公式製品紹介の出来の良さを述べるばかりの恥ずかしい内容になってしまいましたが、後半は少しレビューできたかと思います。
それでは。