BlueCurrent 85 tz/nano All-Range のインプレ
この竿との付き合いは長く、2016年の新発売当時、発売日の一ヶ月ほど前に某キャスティングに予約にいったのを覚えています。
当時の私は、ヤマガブランクスの竿の購入に対して、
「言うても今予約すれば発売日に買えるやろ。」
くらいの気持ちで、舐めてかかっていました。
しかしながら、
「予約は受け付けますが、いつ入荷するかわかりません。」
と店員さんに言われたのでした。
注文書を握りしめ、肩を落として帰りました。
そして発売日。
そのことはすっかり忘れていたのですが、電話を取ると、
「発売日の購入予定者にキャンセルが出たので、もしよろしければ購入しませんか。」
と、オファーを頂き、幸運にも発売日に手に入れることができたのでした。
元から大人気のメーカーですが、特にこの竿の場合はリリースに先立ってアップされた YouTube 動画が、火に油を注いだと思っています。
その動画では、テスターの郡司さんが 80 cm はあろうかというヒラスズキを磯でキャッチしていたのです。
加えて、その頃は 16 Vanquish の新発売時期でもあり、ベストマッチの 2500 番をこの竿に合わせると、 8 ft. 5 in. のタックルとしては驚異的な 250 g を切る軽さを誇ったのです。
2500 hgs と共に受け取り、ほくほくして帰りました。
その後、この竿のコンセプト通り、シーバスからメバリング、ロックフィッシュにエギングと、いつでも、どこでも、なんでも釣りました。
思い出話がすぎました。インプレに入ります。
ハリがあるけど曲がる、ブレない、軽快といったインプレは散見されますし、その通りだと思います。
これだけ人気の竿で、登場から時間も経っているので、今さらあえて付け加えるべ抽象的な特徴はないと思いますので、具体的な感想を綴ります。
ワームも含めて 3 g のジグ単はストレスフル
この竿の適合下限は 3 g ですが、これでアジングは出来なくはありませんが、やりたくはありません。感じないので認知できませんが、多分多くのバイトを逃している筈ですし、感じても弾きまくります。ライトボトムワインドなら成立すると思います。
プラグもジグも 12 g くらいがベスト
空気抵抗があるため、多くの場合、重さだけでなく、ルアーの密度や形状が飛距離に影響するのはご存知の通りです。
しかしながら、この竿の場合は、たまたまなのか狙ってなのか、飛距離と言う視点で見ると、嵩高いルアーも高密度ルアーも 12 g 付近にピークがあると思います。
サゴシ、紋甲イカは抜き上げできる
鰆には至らないサイズの魚や、模様が目立ちはじめたコウイカは危なげなく抜けます。年なしクラスのチヌはかなり恐れがありましたが抜けました。
、、、。
他には無いようなインプレを目指して、ネガティブな方向もかなり捻り出しましたが、このざまです。
使用用途の範囲では、それくらい隙の無い竿だと、言い訳させてください。
精進します。
それでは。