LUXXE COYOTE S96H ラグゼ コヨーテ のインプレ
素人目線では、使用素材からすると控えめな価格に見える本竿。
使用用途的にもオールステンレスダブルフットは非常にリーズナブルな気がします。
それでいて比較的軽いのですから、流石がまかつと言えると思います。
横着な筆者が、本来のライトショアジギングロッドとしてではなく、ソルトバーサタイルロッドとしてインプレを述べたいと思います。
↑躍動感が気に入っています。
最初に能書きを垂れます。
フカセ師の友達は、釣り人は最終的にがま竿に至る、と言います。
これは、彼が敬虔ながまかつ信者であることを表しています。
そして、例えばシマノ信者は同じことをシマノ竿を持って言うでしょうし、他も然りだと思います。
それゆえ、いわゆる相棒的な竿を見つけるには、実際に自分でいろんな竿に触ってみる他ないと思います。
とはいえ、資金には限りがあるため、宗教バイアスを意識しつつ、インプレ記事や動画の確認に時間を費やすことになります。
筆者は完全なる仕様厨です。
スペック表を睨み付けることに心血を注いでしまっています。
そして、仕様と実際の使用感の剥離ない気がするヤマガブランクスやリップルフィッシャーに傾倒しています。
多分にバイアスのある価値基準ですが、これもひとつの宗教の形です。
仕様と使用感の剥離という点で言うと、COYOTE S96H は、いい意味で裏切られたロッドです。
それではインプレに入ります。
プラグは 50 g クラスまで
S100H ではメーカーの説明書きに、プラグは 50 g クラスまでとありますが、本S96H はプラグ重量について明言されていません。
パワークラスが同じなので同様に使えると予想できますが、石橋を叩いて渡る勢のために書いておきます。
50 g のプラグ振り抜けます。
本体重量 50 g でフック込み重量 60 g 弱くらいのポッパーやダイペンとなると覚悟がいる気がしますが、振り抜けます。
小型プラグは 12 g 程度まで
横着な筆者が最も知りたかったのは扱えるルアー重量の下限値で、ミニエント57s くらいまでが限界だと思います。
これ以下になると、リーダーの太さなどとの兼ね合いもありますが、何やってるかわからなくなります。
1 oz のシンペンなどは当然ぶっ飛びます。
グリップ長が、、、
本竿はライトショアジギングロッドですので、同クラスのシーバスロッドなどと比較するとグリップが長いです。
それゆえ、筆者のように横着な使い方をすると、グリップ長が気になります。
竿の調子は小型プラグを軽快に扱える具合なので、グリップエンドと脇の下が干渉しないくらい手の長い人には、最高のバーサタイルロッドになると思います。
身長 170 cm 、手足短めの筆者は、あと5-6 cm グリップが短ければな、、と思っています。
たぶん繊細なライトショアジギングロッド
メーカーの使用目的ど真ん中の釣りは、言うまでもなく高次元でこなすと思いますが、筆者はこの竿でジグを一度も扱っていませんので、よくわかりません。
ただし、上述の小型ルアーの操作性などから推測すると、かなり繊細なジグ操作を可能にする竿だと思われます。
そのような繊細な操作感と、青物をねじ伏せる性能の両立のためか、負荷に対し竿の曲がりはリニアに対応していない気がします。
ジグの操作のためのティップ〜ベリー、そしてファイトのためのバットという感じで、負荷に対する曲がりの点で、ベリーとバットの間には明確な閾値がある気がします。
筆者がこれを感じたのは、40 cm 程度のチヌを釣った時でした。
終始やたら引くなぁと感じていました。ランディングの際に気づいたのは、ベリーまでしか曲がっていないことでした。
このため、支点が高くなり、やたら引くと感じたのだと思います。
根魚かと思って50 cm のマゴチを強引に浮かせたときにはバットに乗っていた気がします。このあたりに閾値があるのでしょう。
ブリクラスと落ち着いてやり取りするにはちょうどいい曲がりな気がします。
本竿はスペック上の、40 - 65 g という、比較的シビアな適合ルアーウェイト反して、実際にはかなり広範なルアーを扱える竿だと思います。
それだけ、ライトショアジギングという使用目的における”適合”の意味を突き詰めた、表記なのだと、メーカーの心意気を感じております。
相棒的な竿に出会うためにも、そういった心意気も感じられるようになりたいですね。
精進いたします。
↓のAmazonリンクを貼っていて改めて思ったのですが、、、
本竿安すぎると思います、、、!