ft ブログ

釣り具のレビュー、 DIY、雑ハック

PALMS SHOREGUN EVOLVE SFTGS-811L BLUERUNNER のインプレ

所謂スーパーライトショアジギング(SLS)ロッドという位置付けでショアガンエボルブ・ブルーランナーにラインナップされる本竿。

 

小型のジグを軽快に操作することにフォーカスしたセッティングになっているものと思われますが、なんでもロッドとしてのポテンシャルが高いです。

 

本記事ではなんでもロッドとしての本竿のインプレを述べたいと思います。

 

はじめに能書きを垂れます。

 

以前紹介した ヤマガの78bait にも通じるものがありますが、程々の魚を少しライトなタックルで狙う釣りがここ最近人気になっている気がします。

 

全体的な操作は軽快であり、しっかりと竿を曲げたファイトを堪能できるのが人気の理由だと思います。

また、操作する小型ルアーには、多様な魚がアプローチし、時に思いもよらぬ魚が釣れるのも面白さのひとつだと思います。

 

このような所謂ライト五目釣りロッドは2種類に大別できると思います。

一方はアジング・メバリングロッドの延長としてのなんでもロッド。

もう一方はロックフィッシュやシーバスロッドのようなミドルクラスロッドを繊細にしたようなロッドです。

 

本竿はその名前から、後者であると想像されますが、筆者の印象としては前者にあたる気がしています。

 

これは感覚的で個人差が多分にあるものなので、定義することに意味はありません。

あるひとが胴調子と感じた竿を、ある人は先調子と感じるかもしれません。

ご自分の定義に変換しながら読んで頂き、竿の印象を感じて頂けると幸いです。

 

それではインプレに入ります。

 

かなり先調子の竿

 

筆者がヤマガブランクスの竿に偏った使用歴を持つことも影響しているとは思いますが、それにしてもずいぶんファーストテーパーなロッドだと思います。

 

これは開発者の沼純(沼田純一さん。某掲示板でこう呼称されていました。幼少期のあだ名の付け方を思い出してほっこりしました。)の発言に従えば、リーリングでティップを曲げて、これの反発で小型ジグを操作するためのセッティングです。

そのためか、ティップ内ではテーパーの勾配が少ないように思います。竿の先端から数十センチ付近に曲がる部分があって、これを支点にティップが動くような印象です。

 

(ティップのテーパーの勾配が少ないことは除きますが、)このような先調子のセッティングから、アジング・メバリングロッドの延長としての竿だと筆者は感じたわけです。

もちろん、ショートバイトを絡め取る目的でかなり先調子にしたライトなシーバスロッドなどもあるので、なんとも言えませんが、筆者はそのような感覚を持ちました。

 

f:id:ftkhsh:20211116121140j:plain

写真のナンヨウカイワリを釣った時は、ショートバイトが続き、なかなかフッキングできない状況でした。

その際、アジングなどにおける、吸い込ませる感覚を意識することで釣り上げることができました。

この経験からアジングロッドの延長のような感覚が強くなりました。

 

もちろん釣り上げた後に魚の正体が分かるわけですが、アジのようなフォルムの魚に吸い込まれたワームを見ると、何か納得感がありました。

 

アジング・メバリングの使用感はそのままに、5 ~ 10 g 程度のジグヘッドを使用したジグ単のような、ひと回りパワーアップした釣りにも適していると思います。

 

繊細かつ強靭

 

小見出しのような文言はロッドの説明として、かなり擦り切れたものですが、どうしても使ってしまいます。

"ハリがあるけど曲がる"に匹敵するくらい使い古された文言だと思うので、なんとか使用を避けてみたいのですが、やっぱり一言でいうとこの文言になります。

 

f:id:ftkhsh:20211116121207j:plain

写真のヒラスズキは、ひとしきりサラシを打ったあと、「さて、どうしたものか、、、。」と、とりあえずあらぬ方向にキャストした時。つまり完全に油断した時にジグヘッドリグをひったくって行った魚です。

 

もちろん追い合せは必須だったと思いますが、ほぼオートマチックにフッキングしてくれる繊細さに救われた気がします。

その後、45 cm とサイズは振るわなかったものの、立派な体高で、重量感のある魚でしたが、余裕の抜き上げ。

 

ラインセッティングさえ許せば、かなり強引に使用しても大丈夫だと信じられる強靭なバッドを備えています。

 

ロッドが重く、使用感も少しダルい

 

価格相応のものと思われますが、同クラスの高級ロッドと比較すると結構重いロッドになります。

 

また、~12 g くらいまでのリグのキャストに不満はありませんが、Max ウエイト付近になると、ダルさがあり、飛距離も重量に比例しなくなります。これもまた価格相応な性能だと思います。

 

ヤマガの85tzや93tzと比較すると、軽快さも、MAXウエイト付近での振り抜け感も、格段に劣ります。

 

但し、筆者はできが悪いので、重量感から「強そうなロッドだな。」というポジティブな感覚を得ることができます。

 

エギングも十分できる

 

筆者がイカエギンガーを軽視していることもありますが、なんの不満もなくイカを釣ることができます。

 

もちろんそれぞれの釣りに奥深さがあり、それを堪能するために必要な性能や心持ちがあるのは分かります。

 

但し、ロッド一本でなんでも釣ってやろう、というモチベーションの筆者にとって、本竿はエギングに十分通用するロッドです。

f:id:ftkhsh:20211116121238j:plain

先に述べた重さやダルさが理由で、北風小僧のシャクリ太郎*1 が満足する竿でないことは確かです。

 

 

 

 

 

本来の SLS という目的から少し距離を取ったインプレになりましたが以上です。

もちろん SLS は軽快に楽しめます。

f:id:ftkhsh:20211116121254j:plain

 

 

それでは。

*1:必要以上にヒュンヒュン言わせるエギンガー

SHIMANO ドレインヒップバッグ BW-013U インプレ【磯装備】

(地)磯での使用を想定した、タックルバッグのインプレをいたします。

最初に能書きを垂れます。

ここ最近は釣り人のリテラシーもそこそこ上がりつつあるようで、釣り場でご一緒する方々の多くが、しっかりライフジャケットやフロートを着用しているように思います。

一方で、荒れた地磯にパーカー+クロックス姿で現れる北風小僧のシャクリ太郎*1が散見されるのも現状です。

 

知能と収入が低いために、どうしてもライフジャケットや磯靴などの安全装備を用意できない種族が一定数いるのは仕方ないようです。

しかしながら、リテラシーの問題は、初心者の努力だけではなく、ある程度経験を積んだ側が積極的に情報発信して、改善すべき点でもあると思います。

 

とは言いつつも、「偉そうに語りやがってw」とか思われそう、などと自意識が拗れてしまって、なかなか発信しにくい部分がありますよね。中学の英語の発音みたいな感じです。

 

そこで、竿やリール、ルアーといった直接魚とやりあう道具だけではない、釣りの周辺装備についてもインプレをしつつ、リテラシーの向上を仄めかしたいと思います。

 

それに、こういった周辺装備のインプレ情報は比較的乏しく、お求めの際は、実際に釣具屋で触って決めるしかない状況が多いように思います。このインプレを通して、特に大型釣具店が近くにない方の役に立てたらなと思います。

 

それではインプレに入りたいと思います。

 

私は基本的に装備を必要最小限にする努力をする教の信者です。

これは、軽快に釣りがしたいという思想とともに、身軽であることは安全面でも重要な点だと考えているからです。

また、そもそも軽量なものとか、機能的なものとかについてあれこれ調べて、買ってみて、、という作業自体が好きです。

そして釣り人の半数程度はそういった性分なんじゃないかと思っております。

(もう半分くらいは重装備マン)

 

今回インプレするドレインヒップバッグは少なからず、装備必要最小限教信者にささるバッグだと思います。

 

底部のフィッシュグリップホルダー

f:id:ftkhsh:20210930220345j:plainf:id:ftkhsh:20210930220349j:plain

バッグの底部にフィッシュグリップを付けることができます。

ここで本質情報()を入れておきます。

私は商品情報にあるフィッシュグリップ、UE-301T を使用しています。

このフィッシュグリップはウエイトの計量機能もついていて便利なのですが、インプレのヒップバッグには少し大きいです

完全に落ちることはないので問題はないのですが、磯歩きの際、ずり落ちてきて気になる場合があります。

計量機能の無いタイプのシマノのフィッシュグリップボガグリップ、これらの類似品ならズレることなく保持できると思います。

 

便利なフラットモールシステム

f:id:ftkhsh:20210930220353j:plainf:id:ftkhsh:20210930220357j:plain

ベルト部分はいわゆるフラットモールシステムが採用されていて、多くの装備を保持することができます。

D管は写真のように片側にしかありませんが、それでも正直持て余しております。

自分は下の写真のような感じで、リンクを貼っている装備たちを保持させています。

f:id:ftkhsh:20210930220400j:plainf:id:ftkhsh:20210930220404j:plain

 

 

青物やヒラスズキ狙いの地磯ランガンには十分な容量

f:id:ftkhsh:20210930220407j:plainf:id:ftkhsh:20210930220410j:plain

写真のような感じで、商品情報にある規格のルアー・小物ケースを収納できます。

3020 の薄型なら2つ、ノーマルなら1つ入れることができます。

ディープタイプは入らないことはありませんが、出し入れがめちゃくちゃ大変です。

 

ドレイン機能つけるなら、、、

隣の磯まで泳ぐとか、ウェーディングする方には便利な機能かもしれません。

しかしながら、内側は撥水素材ではないので水が生地に染み込みます。

内ポケットの生地なんかはベチャベチャになります。ドレイン機能つけるのなら、内側も撥水素材とか、全てを流行りのターポリンにすべきだと思います。

少なくとも入水しない私には意味のない機能です。

 

蛇足

青物メインの筆者ですが、このバッグの D管につけて、こんな感じでエギを隠し持っています。磯場では、投げれば抱く大型見えイカにちょくちょく出くわすので、気軽におかずを増やすことができます。

f:id:ftkhsh:20210930220414j:plain

 

以上、能書きが過ぎましたが、ヒップバッグのインプレでした。

周辺装備にここまでインプレしている記事は少ないと思いますので、これからも本質情報()をお届けできるよう精進いたします。

 

それでは。

*1:必要以上にヒュンヒュン言わせるエギンガー

BlueCurrent 78 NANO Bait のインプレ

生産終了モデルのインプレはどうかなと、少し迷ったのですが、とてもいい竿ですし、中古市場でもよく見かけるので、少し記事にしたいと思います。

 

最初に能書きを垂れます。

 

f:id:ftkhsh:20210914163749j:plain

 

ショアソルトシーンにおけるベイトタックルの市民権は、ロックフィッシュでの使用を皮切りに、シーバス、ショアプラッギングと徐々に広がってきているように思います。

 

そして数年前から、具体的には 16 ALDABARAN の登場以降、いわゆるソルトベイトフィネスという文言が盛り上がりを見せていると思います。

 

「アンダー 1 g のジグヘッドリグも十分〜〜〜」

 

とか、

 

「ベイトリールの進化によって可能になった〜〜〜」

 

といった、軽量リグの操作性についての謳い文句をよく目にするようになりました。

 

内容には同意しますが、ジグ単をスピニングではなく、ベイトタックルでやるメリット、、、というと、まぁ賛否ありますよね。

タックルの価格帯や敷居の高さなど総合的みて、少なくともベイトフィネスタックルに肩入れしてあげないと比較はできない、くらいの状況だと思います。

 

いきなりソルトベイトフィネスに対して批判的な内容になりましたが、これはジグ単クラスの話です。

より広義のソルトベイトフィネスの釣りは、利点も多いと思っております。

 

ライトロックフィッシュなどは特に、ベイトタックルの利点を存分に生かしつつ、フィネスタックルの軽快さが相まり、ファンの多い釣りになっていると思います。

f:id:ftkhsh:20210914164332j:plain

 

そういった、ソルトベイトフィネスの上限付近(ソルトベイトパワーフィネスとでもいうんですかね笑)での操作性を求めて、日々スペック表を睨みつけたり、インプレ記事巡りされている方々が、この竿に目をつけていると思います。

 

そして、この竿はその目的にぴったりの竿です。

 

ということでインプレに入りたいと思います。

 

ヤマガブランクスの竿であること、またベイトタックルであるという先入観がバイアスをかけた結果かもしれませんが、初めて触った時は、かなりファーストテーパーな竿だという印象を受けました。

 

負荷に応じてスムーズにベンドが降りてくるのが、多分ヤマガブランクスの特徴だと思います。

しかしながら、この竿のティップとベリーの間には、しきいがあるように感じました。しきい値を超えるとまたスムーズにベンドが降り出すという感じです。

 

このテーパーデザインによって、ベイトタックルにおいて犠牲になりがちな感度を担保しつつ、キャスト性能を最大限高めているように思います。

 

概要はこのくらいにして、具体的な使用感のインプレに入ります。

 

軽快、だけど感度は、、、

ベイトフィネスタックルの利点としてしばしば挙げられる、兎に角やってて楽しいという抽象的な表現は、概ねその軽快な使用感(ワンアクションでのキャストとリーリングを切り替えられるなど)からきていると思います。

ソルトシーンでこれを特に感じられたのは、潮流場でのフロートを使用したジグヘッドリグの操作でした。アップクロスに投げて流し込んで、、またキャストして、、という操作が軽快でした。

しかしながら、同様の作業を 73 tz でやると、明らかにバイトの数が違いました。これはバイトを感知できたかどうかの差だと思われます。

キャスト性能を担保するのために、どうしても感度を失うベイトタックルに共通の欠点だと思います。

感度をとってベールの操作で損をするか、感度の代わりに軽快さを取るか。

釣果に繋がるのは、、、、、どうでしょうか。

 

ftkhsh.hatenablog.com

 

0.8 - 1.2 号 PE での使用がおすすめ

こと 16 ALBADERAN を組み合わせた場合の話になりますが、ブレーキのダイナミックレンジをフル活用できるのは、このくらいの PE ラインだと思います。張力で見るとアンバランスになりますが、これに 2 - 3 号のリーダーを 3 ヒロくらいというのがトラブルレスに使用できるセッティングだと思います。 

太系でも飛距離がそう落ちるものではないので、リーズナブルだと思います。

私は PE 0.8 号 75 m に 2 号のカーボナイロンリーダー 3 ヒロで使用しておりました。

f:id:ftkhsh:20210914164520j:plain

さすがの粘りとバットパワー

ヤマガブランクスの竿ではもはや決まり文句になっている、曲がって粘る性能が、スピニングと比較して劣るとされるドラグ性能を十二分に補っていると思います。また、曲がった後のリフト性能も高く、想像より大きな魚が浮いてくる経験をすると思います。

f:id:ftkhsh:20210914164058j:plain

高い汎用性

ジグ単などしないと心に決めれば汎用性も高い竿だと思います。

ワームのズル引きや、ライトワインドはもちろん軽快にできます。

また SLS などにおいては、テクニカルなフォールコントロールが可能です。

北風小僧のシャクリ太郎*1でなければ、エギングも十分できると思います。

潮流場でエギを流し込む際には、もしかするとスピニングより分があるかもしれません。

f:id:ftkhsh:20210914164135j:plainf:id:ftkhsh:20210914164154j:plain

 

以上、ヤマガブランクスの竿としては少し異質な竿かもしれませんが、汎用性が高く、使いやすいベイトフィネスロッドだと思います。

汎用性という点を含め、少し似たスペックの竿に BlueCurrent III 82/b がありますが、私は 82/b より 78 tz bait の方がシャープな分、使いやすいと思います。

82/b は正直ダルく使いにくい印象です。もちろん個人差はあると思いますが。

 

以上、生産終了品にはなりますが、個人的評価の高い竿でしたので、インプレいたしました。何か参考になれば幸いです。

 

それでは。

*1:※必要以上にヒュンヒュン言わせるエギンガー

BlueCurrent 73 All-Range tz/nano professor のインプレ

85 tz/nano All-Range をコンパクトかつシャープに、というコンセプトの竿です。具体的な使用感をインプレしたいと思います。

最初に能書きを垂れます。

f:id:ftkhsh:20210913221946j:plain

 

一度上げてしまった生活の質は、よっぽどの事がないと下げられないと言います。

確かに、私も学部時代は仕送りの米に、99 円 / 24 袋の謎のインスタント味噌汁と、パック納豆で、毎日毎食大満足だった筈なのに、、、気付けばセブンプレミアムのとみ田つけ麺じゃないと満足できない体になってしまいました。

85 tz を愛した同志たちにも思い当たる節がある筈です。

 

手にしたばかりの頃は、その汎用性、操作性に惚れ込み、

「ライトゲームはもうこれだけでいいな。ジグ単アジングとか別にやんなくていいし。」

とか思っていた事でしょう。

それが半月もすれば、

「やっぱフロートありきじゃなくて、ジグ単やりたいし、Jig head special 買おっかなー。」

とか思ったに違いありません。

そして、あろうことか、

「85 tz をあと少しライトにしてくれないかなー」

などと願った筈です。

 

それがこの竿です。

 

ジグ単アジングでの操作性を求めつつも、12 g のプラグまで扱えるという、汎用性を維持したモデルになります。

0.5 g ジグヘッドにワームのトータル 1 g 前後のリグを扱うことができたかと思えば、2.5 号のエギをシャクり倒すことができます。

 

カケ調子の高感度竿

ソリッドティップの竿と、チューブラーの竿の比較の際に多用される、ノセ調子かカケ調子かの区分でいくと、この竿はその構成通りカケ調子です。また、かなりハリを持った竿ですので、その感度は抜群です。

f:id:ftkhsh:20210913221841j:plain

シームレスなベンドのシフト

ティップからベリー、そしてバットへと、負荷に応じてベンドが降りてきます。そのため、元気な豆アジをバラさない一方で、フッコクラスまで抜けます。

f:id:ftkhsh:20210913222112j:plain

 

本当に 85 tz をライトにリファインした竿だと思いますが、もう少し踏み込んだインプレを記載したいと思います。

 

よりライトななんでも竿かと思いきや、、、

 

竿の仕様としては、ジグ単からエギングまでこなす正に万能竿に仕上がっています。しかしながら、ラインの問題でこれらは完璧には両立しないものと思われます。

 

ジグ単での操作性を優先して細糸にした場合、2.5 号のエギの扱いは、ラインの細さに応じた力加減で、気を使いながらエギを操作することになると思います。

逆に、エギのフルキャストを優先したラインセッティングすると、ジグ単の操作性と感度を著しく奪うことになります。

 

クルミを割るのと落花生を割るのとでは、必要な力に大きな差を感じると思います。一方、落花生とピスタチオでは、コツは違えど、加える力の大きさにほとんど差はないと思います。

 

そういった人間の扱いやすい力の掛け方の区分において、ジグ単アジングとエギングは、クルミと落花生のように全く別の区分にあると思います。

 

総合的に、いわゆる万能竿という印象になります。

どうしても、専用竿クラスの操作性などを求められるものではありません。

 

辛辣なインプレになってしましましたが、土台無理な難題を高次元で解決しようとしている竿として、随一のものだと思います。

 

求める次元が高すぎると思います。

85 tz に味をしめてしまったのです。

やはり一度上げた質は、なかなか下げられるものではないようです。

 

ジグ単においてもエギングにおいても失うものを最小限にしつつ、他方をより快適に扱えるようにするラインセッティングは、

PE 0.5 号 + フロロカーボンリーダー 1.75 号

くらいだと思います。

f:id:ftkhsh:20210913222308j:plainf:id:ftkhsh:20210913222340j:plainf:id:ftkhsh:20210913222516j:plain

 

今回は、それなりに本質情報()めいたインプレができたのではないでしょうか。

それでは。

BlueCurrent 85 tz/nano All-Range のインプレ

この竿との付き合いは長く、2016年の新発売当時、発売日の一ヶ月ほど前に某キャスティングに予約にいったのを覚えています。

 

当時の私は、ヤマガブランクスの竿の購入に対して、

「言うても今予約すれば発売日に買えるやろ。」

くらいの気持ちで、舐めてかかっていました。

 

しかしながら、

 

「予約は受け付けますが、いつ入荷するかわかりません。」

と店員さんに言われたのでした。

注文書を握りしめ、肩を落として帰りました。

そして発売日。

そのことはすっかり忘れていたのですが、電話を取ると、

 

「発売日の購入予定者にキャンセルが出たので、もしよろしければ購入しませんか。」

と、オファーを頂き、幸運にも発売日に手に入れることができたのでした。

 

元から大人気のメーカーですが、特にこの竿の場合はリリースに先立ってアップされた YouTube 動画が、火に油を注いだと思っています。

その動画では、テスターの郡司さんが 80 cm はあろうかというヒラスズキを磯でキャッチしていたのです。

 

加えて、その頃は 16 Vanquish の新発売時期でもあり、ベストマッチの 2500 番をこの竿に合わせると、 8 ft. 5 in. のタックルとしては驚異的な 250 g を切る軽さを誇ったのです。

2500 hgs と共に受け取り、ほくほくして帰りました。

その後、この竿のコンセプト通り、シーバスからメバリング、ロックフィッシュにエギングと、いつでも、どこでも、なんでも釣りました。

f:id:ftkhsh:20210909231103j:plain

思い出話がすぎました。インプレに入ります。

 

ハリがあるけど曲がる、ブレない、軽快といったインプレは散見されますし、その通りだと思います。

これだけ人気の竿で、登場から時間も経っているので、今さらあえて付け加えるべ抽象的な特徴はないと思いますので、具体的な感想を綴ります。

 

ワームも含めて 3 g のジグ単はストレスフル

この竿の適合下限は 3 g ですが、これでアジングは出来なくはありませんが、やりたくはありません。感じないので認知できませんが、多分多くのバイトを逃している筈ですし、感じても弾きまくります。ライトボトムワインドなら成立すると思います。

f:id:ftkhsh:20210909231135j:plain

プラグもジグも 12 g くらいがベスト

空気抵抗があるため、多くの場合、重さだけでなく、ルアーの密度や形状が飛距離に影響するのはご存知の通りです。

しかしながら、この竿の場合は、たまたまなのか狙ってなのか、飛距離と言う視点で見ると、嵩高いルアーも高密度ルアーも 12 g 付近にピークがあると思います。

f:id:ftkhsh:20210909231232j:plain

サゴシ、紋甲イカは抜き上げできる

鰆には至らないサイズの魚や、模様が目立ちはじめたコウイカは危なげなく抜けます。年なしクラスのチヌはかなり恐れがありましたが抜けました。

f:id:ftkhsh:20210909231259j:plainf:id:ftkhsh:20210909231443j:plain

 

、、、。

 

他には無いようなインプレを目指して、ネガティブな方向もかなり捻り出しましたが、このざまです。

f:id:ftkhsh:20210909231707j:plain

使用用途の範囲では、それくらい隙の無い竿だと、言い訳させてください。

 

精進します。

 

それでは。

BlueSniper 103L PS のインプレ

ヤマガブランクスの青物ロッドのカテゴリーでは唯一のライトクラスコンセプトとしてラインナップされる本竿。


公式サイトの製品紹介文
の中で強調したいのは、ルアーウェイト Max 40 g のロッドでありながら 10 kg クラスと渡り合えるという点です。

残念ながら、私の使用期間において 10 kg の青物には出会えませんでしたが、必要に迫られて最大 6 kg クラスの魚を磯にぶち抜いた経験があります。f:id:ftkhsh:20210908005214j:plain

釈迦に説法ですが、負荷の最大値という観点では、10 kg の魚とのファイトと 6 kg クラスの魚を抜き上げるのでは、後者に軍配が上がると思います。

そういった経験から、公式サイトの文言が本当によく竿を表現していると思います。

 

BlueSniper 106H PS や 、BlueCurrent 85 tz/nano など、

 

ftkhsh.hatenablog.com

 

青物用からライトロッドまで、ヤマガブランクスの竿を複数使用してきた私が、この竿の製品説明に一言付け加えるなら、ヤマガブランクスで最も張りのない竿と入れたいです。

 

これは何も悪い意味ではなく公式サイトの文言にもある通り、、、、

 

、、、と言う具合に本当に公式サイトの文言がよく竿を表現しています。。。

 

 

これではレビューにならないので、ネガティブな点になりますが、いくつか挙げたいと思います。

 

高いファイト・操作性能の実現の副作用として、ルアーの飛距離がでない

同クラスの竿と比較して、体感 75% の飛距離という印象です。思ったより飛ばないので、いわゆる後半の伸びない感覚になります。

しかしながら、この竿の曲げた後のパワーが測りしれないのは上述の通りです。ゴリラとか人間離れした負荷をキャスト時にかけることができれば、とんでもない飛距離が出せるかもしれません。

 

想像より二回り曲がり込む

初めてこの竿を握ったアングラーのほとんどが、想定よりも軽い力で曲がると感じ、さらに想像より深く曲がると感じると思います。この性質のため、慣れるまでは磯際のヒラゴの突っ込みに、何度も「あ、無理かも。」と思いました。一方で突っ込みをいなした後は、竿をフル活用したという達成感のようなものがあります。

f:id:ftkhsh:20210908005319j:plain



感度が鈍いかもしれない

オートマチックに乗せられる性能の代償として、感度を失っているかもしれません。感じないものは認知できないので、確かなことは言えませんが、感度が悪いとか、そのせいで損しているとか思ったことはありません。むしろ、この竿はバレないという安心感しかありません。

f:id:ftkhsh:20210908005353j:plain



 

以上、本当に公式製品紹介の出来の良さを述べるばかりの恥ずかしい内容になってしまいましたが、後半は少しレビューできたかと思います。

f:id:ftkhsh:20210908005454j:plain

 

それでは。

EXSENCE GENOS s110h/r のインプレ

この竿をチェックされた方の主な興味は、その広範な適合ルアーウェイト (14-70 g) だと思います。この記事ではこの点に重きを置いてレビューします。

f:id:ftkhsh:20210907174638j:plainf:id:ftkhsh:20210907174704j:plain

まずは、すでにご存知の方も多いかと思いますが、シマノのシーバスロッドのルアーウェイトに関する見解は次の通りです。

f:id:ftkhsh:20210907173711p:plain

と言うことですので、このロッドの、Max 70 g というシーバスロッドとしては最大級の適合上限値は、ある程度空気抵抗のあるプラグでの使用を想定した上での値となっています。この辺りはシマノらしい堅実な表現に思えます。

ここまでは簡単に調べがつきますが、では、このロッドの適合ルアーウェイトが、破損に対しての目安の値なのか、それとも快適に使用できるルアーウェイトなのか、という点が気になります。

 

この点については、メーカーによってまちまちという印象を持っています。そして多くの場合いずれであるかについては明言されません(保証などに関わり得る点なのメーカーも慎重になりますよね)。Fishman のロッドが快適に投げられる範囲で仕様表記されているといった旨の発言は、テスターさんの YouTube 内で聞いた覚えがあります。

 

余談はこれくらいにして、では実際、このロッドの適合ルアーウェイトはどういう意味を持つのか、という本題に入りたいと思います。

もちろん、個人的な見解ですのでご参考までに。

 

結論から申しますと、このロッドにおける適合ルアーウェイトは破損に対する目安の値を意味していると思います。

70 g のプラグはとてもフルキャストできるものではありませんでした。

身長 170 cm、体重70 kg の私が 60% の力でキャストすると、バッドまでしっかり曲がり、もう限界という感じがあります。

もちろん、「そこから先の底力がシマノの持ち味よ、、!」という意見もあるかと存じますが、高額ロッドですのでそこの検証はできませんでした。

しかしながら、このような所感は、少なくともこのロッドの適合ルアーウェイトが快適に使用できる値ではないことを意味していると思います。

80 g のジグを使用した際も同様の印象を持ちました。

 

また、ルアーの飛距離に関しては、プラグの場合大体 1 oz クラスのものが最も飛ぶ印象です。ジグは 45 g がベストのような感覚でした。

もちろんキャストフォームや、リリースポイントなど個人差のある部分ですが、少なくとも誰が使っても、 「Max ウェイトが付近が最も飛ぶ」という感想にはならないのではないかと思います。

 

下限値に関しましては、快適域という点で 14 g はリーズナブルだと思います。スネコン 90 s がまぁ使えるかな、という印象です。

また、これ以下のルアーを投げる際、リーダーの長さにも寄りますがガイドトラブルが頻発すると思います。

 

以上のような点から、先に述べた見解に至りました。

 

このロッドの快適に扱えるルアーウェイトはプラグで 20 - 45 g、ジグで 15 - 60 g というような感覚です。

1 oz のプラグを投げさせたら、世の中で最も飛ばせるロッドなのではないかというくらい、飛距離が出ます。

 

その他、箇条書きで簡単に蛇足インプレします。

 

・初めて振った際「知らぬ間に穂先折ってしまったか!?それとも初期不良か!!??」と勘違いしたくらい張りが強いです。本当に穂先が無いかと思いました。

・一方で閾値以上の負荷が掛かるとよく曲がり、粘ります。

・磯での使用において、3.5 kg の魚の抜き上げは安心して出来ました。

・ずり上げは 5 kg クラスまで安心でした。

・ドラグを調整し、安全確認しながら 5 kg の堤防抜き上げに挑戦しましたが、無理でした。

・スクリューロックはマジで緩みません。

・当然セイゴクラスは弾きまくります。

・尺メバルやフッコクラスからバレる恐れなくファイトできると思います。

f:id:ftkhsh:20210907174132j:plainf:id:ftkhsh:20210907173648j:plainf:id:ftkhsh:20210907174050j:plain

f:id:ftkhsh:20210907174115j:plainf:id:ftkhsh:20210907173924j:plain

 

以上、エクスセンスジェノス s110h/r のインプレでした。

 

私はこの竿を買うにあたって、ネット上を彷徨いましたが、知りたいインプレ情報に出会えないという経験をしました。

竿のインプレを求める方々に向けて、クリティカルなレビューをして、微力ながら情報提供させて頂けたらなと思います。

 

それでは。